女優として活躍しているのん(旧芸名・能年玲奈)さん。
そんなのんさんですが、過去に「干された」と言われる時期があったことをご存知でしょうか。
NHK連続テレビ小説『あまちゃん』で主演を務め、一躍国民的女優となったにも関わらず、その後メディアから姿を消していきました。
なぜ、のんさんは干されてしまったのでしょうか?
そこで今回のこの記事では、
- のんさんが干された理由
- 事務所との確執の真相
- 改名の背景と影響
主にこの3つに迫っていきます。
それでは、早速本題に入っていきましょう!
のんが干された理由は?

女優として高い演技力を持ち、『あまちゃん』で国民的人気を博したのんさん。
そんなのんさんが干された主な理由は、所属していた芸能事務所「レプロエンタテインメント」とのトラブルにありました。
当時、のんさんはレプロとの関係が悪化し、仕事が激減。
2015年には週刊文春が「能年玲奈 本誌直撃に悲痛な叫び『私は仕事がしたい』」という記事を掲載し、大きな注目を集めました。
のんさんが干された原因は、大きく分けて4つあると言われています。
事務所との契約条件
まず一つ目は、事務所との契約条件の問題でした。
のんさんの月給は『あまちゃん』でブレイク後も「月5万円程度」と言われるほど低額だったそうです。
さらに、経費精算の遅れから自己資金が底をついてしまうこともあったとされています。
演技指導者との関係性
二つ目は、演技指導者との関係性です。
のんさんが演技指導者である滝沢充子氏と親しくなったことで、事務所側から「洗脳されている」という噂が広まりました。
特に『あまちゃん』の撮影後、公式サイトに掲載された感謝の言葉に滝沢氏の名前を記載したことで、事務所との関係が決定的に悪化したとされています。
個人事務所設立
三つ目は、個人事務所設立の動きです。
のんさんは2014年頃、滝沢氏と共に個人事務所を設立。
この動きがレプロ側から「滝沢氏による洗脳」と批判され、メディアを通じて批判的な報道が広まりました。
仕事の機会喪失
四つ目は、仕事の機会喪失です。
特に映画『進撃の巨人』のヒロイン役に抜擢される話があったものの、事務所により断られたという情報もありました。
これらの複合的な要因により、のんさんは仕事の機会を失っていったと考えられています。
事務所との確執の真相

のんさんと事務所の確執はどのように発展していったのでしょうか。
実はのんさんと所属事務所レプロとの関係悪化は、彼女の独立への動きが大きなきっかけとなりました。
2015年6月末で契約満了を迎える際、のんさんは契約延長を拒否して独立を決意。
これにレプロ側が反発し、対立が激化していったのです。
具体的には、事務所のチーフマネージャーから「態度が悪い」と批判され、仕事が入らないと告げられたという証言もあります。
また、のんさんのマネジメントを担当することになる株式会社スピーディの福田淳代表によると、テレビ局からの企画や脚本のオファーがあったものの、上司や担当役員によって突然潰されてしまうという状況が続いていたそうです。
こうした状況で、のんさんは自主制作法人を設立し、新たな道を模索することになります。
結果として、のんさんは地上波テレビからほぼ姿を消すことになったそうです。
「のん」への改名の背景と影響

能年玲奈さんが「のん」に改名した背景には、事務所との契約問題が深く関わっています。
実は「能年玲奈」という名前は、芸能活動において事務所が商標的に管理していたため、独立後もその名前を使用するには事務所の許可が必要だったのです。
能年さん側はこの制約を避けるため、2016年に新しい芸名「のん」を選びました。
「のん」という名前は本人が考案したもので、簡潔で響きが良いこと、英語の小文字で書くと笑顔の絵文字のように見えるという理由から選ばれたそうです。
また、「再出発」の意思を込めた改名でもありました。
改名後ものんさんは、地上波テレビへの出演はほぼなくなりましたが、映画やCM、ネットメディアでの活動を続けてきました。
特に2016年に公開された映画『この世界の片隅に』では主演を務め、高い評価を受けました。
その後も、俳優としてだけでなく、音楽やアートの分野でも幅広く活動し、自身のレーベル「KAIWA(RE)CORD」を立ち上げるなど、多方面で才能を発揮しています。
のんさんは2023年には新曲「荒野に立つ」を発表し、映画『雄獅少年/ライオン少年』の日本語吹き替え版主題歌も担当しました。
アート面でも注目されており、彼女の独特なリボンアート作品は全国で展示され、SDGsに関する活動も行っています。
最近では、2025年春にオープン予定の鳥取県立美術館の開館記念展の音声ガイドを担当することが発表され、国際芸術祭にも参加するなどアートシーンへの関与が続いています。
また、2025年2月にはNetflixシリーズ『ポケモンコンシェルジュ』で主人公の声優としても出演予定です。
さらに、2025年4月からは地上波での連続ドラマ『キャスター』に出演することが決定しており、長らく待たれた地上波復帰が実現します。
この作品では、2014年のSTAP細胞事件をモチーフにした女性研究者の役柄で登場することが話題となっています。
まとめ
今回は、のんさんが干された理由や、事務所との確執、改名の経緯についてお伝えしてきました。
のんさんが芸能界から干された主な理由は、所属事務所であるレプロエンタテインメントとのトラブルでした。
月給の低さや、演技指導者との関係、個人事務所設立の動き、そしてそれに対する事務所側の対応が複合的に作用し、仕事が激減することになりました。
また、「能年玲奈」から「のん」への改名は、事務所が本名の使用権を持っていたため、独立後も活動を続けるための選択でした。
現在のんさんは、映画やCM、音楽、アートなど幅広い分野で活躍し、2025年には待望の地上波ドラマ復帰も決定しています。
芸能界のしがらみを乗り越え、独自の道を切り拓いてきたのんさんの今後の活躍がますます楽しみですね。
それでは、ありがとうございました!
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