料理評論家として知られ、さまざまなテレビ番組に出演されている服部幸應(はっとりゆきお)さん。
2024年の10月に、ご逝去されたことが報道され、多くの方が悲しまれました。
そんな服部幸應さんですが、実は調理師免許を持っていなかったことをご存知でしょうか?
料理のプロフェッショナルとして活躍していた方が、どうして調理師免許を持っていなかったのでしょうか?
とっても気になりますよね。
そこで今回は、
- 服部幸應さんのプロフィールや経歴
- 調理師免許を持たないが肩書は豊富だった?
- 調理師免許を持たなかった理由は?
主にこの3つについて詳しくお伝えします。
それでは、さっそく本題に入っていきましょう!
服部幸應さんのプロフィールや経歴

まずは、服部幸應さんのプロフィールや経歴について見ていきましょう。
服部幸應さんは、1945年12月16日に東京都豊島区で生まれました。
本名は、染谷幸彦(そめやゆきひこ)というそうで、「服部幸應」という名前は芸名なのだそうです。
料理人なのに芸名を名乗るなんて、ちょっと不思議な感じがしますね。
服部幸應さんの学歴は、以下の通りです。
- 立教大学社会学部を卒業
- 昭和大学医学部にて、医学博士の学位を取得
医学の博士号をお持ちだったのは意外ですね。
服部幸應さんは、1977年から服部栄養専門学校の校長を務め、学校法人服部学園の理事長も兼任されていました。
そして、料理評論家として、フジテレビの「料理の鉄人」などの多くのテレビ番組に出演され、その知識の深さと的確なコメントで人気を博していました。
また、食育の推進にも尽力されていたようで、生活習慣病予防や地球環境保護に関する講演活動も行っていたそうです。
そして、その功績が認められ、フランス政府から国家功労勲章シュヴァリエ章や農事功労勲章オフィシエ章を受章するなど、国際的にも高い評価を受けています。
調理師免許を持たないが肩書は豊富だった?

料理界で大活躍されていた服部幸應さんですが、実は調理師免許を持っていなかったそうです。
2001年に報じられた内容によると、服部幸應さんは料理にまつわる以下の資格や免許を、一切所持していないことが明らかになりました。
- 調理師
- 専門調理師
- 調理技能士
- ふぐ調理師
- 製菓衛生師
- 栄養士免許
料理のプロフェッショナルとして知られる服部幸應さんが、これらの資格を持っていなかったというのは、とても意外ですね。
しかし、服部幸應さんは調理師免許がない分、料理界で重要な地位を占めておられ、以下のような肩書きを持っていました。
- 学校法人服部学園理事長
- 服部栄養専門学校校長
- 公益社団法人全国調理師養成施設協会理事長
- 社団法人全国栄養士養成施設協会副会長
- 一般社団法人全国料理学校協会副会長
- 東日本料理学校協会会長
- 特定非営利活動法人NPO日本食育インストラクター協会理事長
これらの肩書きは、服部幸應さんの料理界における豊富な知識と経験を反映しています。
一料理人という範疇を超えており、調理師免許を持っていたかどうかなんて、大したことではないように思われますね。
調理師免許を持たなかった理由は?

料理界で大活躍されていた服部幸應さんは、なぜ調理師免許を持っていなかったのでしょうか?
その理由は、服部幸應さん自身が調理師免許の試験問題を作成している立場にあったからのようです。
詳しくは、以下のような理由だと考えられています。
- 調理師免許を含む様々な調理関連資格の試験問題作成に関与していた。
- 自分で作成した問題を自分で受験することは、公平性の観点から適切ではなかった
- 調理関連資格の創設にも関わっており、自身が受験することが適切ではなかった
このように、服部幸應さんが調理師免許を持っていなかった理由は、むしろ彼が試験を提供する側であり、料理界における重要な立場にあったからなんですね。
また、服部幸應さんには以下のような考えや事情があったようです。
- 調理そのものよりも、料理に関する知識や教育に焦点を当てた活動を重視していた
- 教育者としてのキャリアを選択したことで、調理師免許を必要とする機会が少なかった
これらの理由から、服部幸應さんは調理師免許を取得せずに、料理界で重要な役割を果たし続けていたのですね。
まとめ
今回は、服部幸應さんが調理師免許を持たなかった理由について、詳しくお伝えしました。
服部幸應さんは、調理師免許を持っていませんでしたが、それは彼が試験問題の作成に関わっていたためです。
また、教育者としてのキャリアを選択し、料理に関する知識や教育に焦点を当てた活動を行ってきたことも、免許を持たなかった理由の一つのようです。
調理師免許を持っていなくても、服部幸應さんの料理界における影響力や貢献は非常に大きいものでした。
資格の有無だけでなく、実際の知識や経験、そして教育者としての能力が評価されていた証だといえるでしょう。
服部幸應さんのこれまでのご功績に敬意を示し、またご冥福をお祈りしたいと思います。
それでは、ありがとうございました!
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